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エンジンオイルのグレード

二輪車のエンジンオイルの粘度は、温度によって著しく変わるので、(エンジンが温まっているときは軟らかく、冷えている時は硬い)この場合、温度によって粘度の変化する度合いを示す数値を粘度指数と言い、粘度指数の大きいものほど温度による粘度変化の度合いが少なくなります。

二輪車を乗る季節や、二輪車を乗る地域によって二輪オイルを替えていかなければなりません。しかし、1つの粘度番号の二輪オイルで、すべての条件の潤滑をまかなうことが出来ないので、二輪車の運転条件あるいは外気温度によって数種の粘度番号の二輪オイルを使い分けなければなりません。このような二輪オイルをシングル・グレード・オイル(SAE10W・SAE30など)と言います。

二輪オイルではこれに対し、SAE10W-30・20W-40などのマルチ・グレード・オイルは粘度指数の大きいオイルであり、例えば10W-30は、低温始動性の面ではSAE10Wの性能を持ち、高速、高負荷及び高温時にはSAE30の性能を備えた二輪オイルです。この為二輪車の使用条件などが著しく厳しくない限り使い分けの必要がありません。

二輪車オイルの必要な性質

二輪車で使われるエンジンオイルとして、性状に必要なものがあります。二輪車エンジンオイルには、適正な粘度、大きい粘度指数のほか次のような性状が必要です。

二輪オイルとしての油性が良いこと。すなわち、金属への吸着性が大きく、かつ油膜が強くて潤滑性の大きいこと。

二輪オイルとして化学的に中性で、酸化、腐食のないこと。

二輪オイルに気泡を生じにくいこと。

二輪車のエンジンで潤滑することは非常に重要です。二輪車のエンジン各部を潤滑する目的は、磨耗を少なくして動力の損失を防ぎ、二輪エンジンの効率を良くすると共に、磨耗、破損などを防止するためです。

二輪車や自動車で使われているエンジンオイルは、油でありながら水との親和性がよく、よく混ざります。二輪オイルやデフ・オイルに何らかの原因で水が混ざってしまった時に、もし混ざらないと大変なのです。水と油が混ざらなければ金属と金属の間に水だけが入ってしまう事だって考えられます。潤滑や減摩作用が利かなくなり金属同士が擦れ合い磨耗、傷、錆、そして最悪焼付いてしまいます。それらを防ぐ為に二輪オイルに水が溶けるようにして完全に油膜切れが起こらないようにしているのです。

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