
二輪車生産の始まりは明治後期と言われています。本格的な二輪車の生産がおこなわれる前に海外からの輸入が増えたため、二輪車メーカーと呼べるような企業はほとんど生まれませんでした。1930年代に入ると徐々に二輪車生産をおこなう企業も出てきましたが、第二次世界大戦が始まると同時に、軍需用二輪車以外は生産がおこなわれなくなりました。本格的な二輪車の生産がおこなわれるようになったのは第二次世界大戦後のことです。
二輪車メーカーは、第二次世界大戦中、「自動車製造事業法」(1936年制定)や各種統制により事実上、軍用自動二輪を生産する「陸王内燃機株式会社」のみとなり、民間用の二輪車を生産するメーカーはありませんでした。二輪車生産が全く禁止されていたわけではありませんでしたが、戦時中は軍需品の生産が最優先されたため、二輪車生産資材の確保が出来ませんでした。また、当時の二輪車は一種の贅沢品と見なされていたため、需要も少なかったと言えます。
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