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走りが不安定と言うだけでアライメントの狂いと短絡的に考える人が意外に多いが、アライメント調整は本来、足回りの整備の終点作業なのだ。
例えば、サスペンションのロッドが曲がっていたりガタがあったら、それ以前の話なわけで、10万キロも走っていれば各部にガタがきていて当然。キッチリ走らせたいと思ったら一通り手を入れる必要がある。確認の意味をかねて最後にアライメント調整。これが基本。
フットブレーキの圧力を発生させる部分(マスターシリンダー)のピストンは親指の先ほどのゴムのカップでシールされている。ディスクブレーキにしてもリング状のゴムシールで圧力を保持しているにすぎない。
油圧を伝達するホースもゴム製で、距離を走れば磨耗し年数が経てば確実に劣化する。このため、定期的に分解・整備する必要があり、5万キロノーメンテだっただけでもかなり危ない状況。カップが劣化すると溶け出してブレーキフルードが黒ずむようになるので、もしもそんな状態だったら早急にオーバーホールする必要がある。
ディスクブレーキはブレーキローターをパッドでくわえることで制動力を発生させている為、使っているとどうしてもローラーも磨耗してくる。
特にヨーロッパ車などはローラーを磨耗させることを前提としている為比較的減りが早い。その引き換えとして効き味がよく、ホイールも汚れやすいのだ。
それに比べて国産車は減りにくいが、距離を走れば確実に磨耗。レコード盤みたいな溝が無数に入り、段差も生じてくる。そうなるとパッドのあたりがムラになり、効きも悪くなってしまうのだ。
このため、ブレーキパッドを交換するときは必ずチャックするべきものなわけ。どんなに高性能なパッドでもロータ-が荒れていたら意味がないからだ。10万キロも走れば確実に磨耗しているはずだが、交換している人はまれ。1・2回くらいは研磨することで再利用可能なのでどんな状態になっているかチェックしておきたい。ローター研磨はブレーキパッド交換よりも経済的かも!?
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