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自動車保険の仕組み-支出を少なく

自動車保険におけるリスク細分化の仕組みを説明しましたが、続いて実際に任意の自動車保険に加入する際の考慮事項について説明します。自動車保険への加入に関する考慮事項は多数あるでしょうが、ここでは保険料を安く済ませるために必要な、「サービスの厳選による支出の削減」についてお話したいと思います。

任意の自動車保険は、先程も述べたように、対人賠償保険、対物賠償保険、搭乗者傷害保険、自損事故保険、無保険車傷害保険、そして車両保険という、6種類の保険の総称です。また、保険会社によっては、これらの保険とは別に「特約」として様々なサービス(示談交渉代行等)を付加してくれるところもあります。単純に補償を充実させたいのであれば、全ての保険に満額支払えば良いことです。しかし、それでは毎月の保険料が高くついてしまうため、どこかしらで補償の享受を妥協する必要があると言えるでしょう。それが、「サービスの厳選による支出の削減」なのです。

実際に自動車保険へ加入する際、どのようにサービスを選べばよいのでしょう。それには、自分が自動車を使用しているときの状況を正確に把握することが必要です。例えば、自分が独身で滅多に他人を同乗させないのに、搭乗者傷害保険を満額まで掛ける必要はないでしょう。また、愛車の市場評価価格が余り高価でないときには、車両保険を満額まで掛けていても、さほど保険金は払われません。そのような時には、思い切って、廃車費用が捻出できる程度の保険額にしておく方法もあります。このように、

自分の車両使用状況を分析して、必要のない箇所の保険料を安くしておけば、その他の補償を手厚くしても高価になりすぎることはありません。しかし、自動車保険の本来の目的だけは忘れないようにして下さい。つまり、自動車保険は本来、自動車事故の被害者を救済するためのものです。そのため、可能な限り対人賠償保険と対物賠償保険に関しては満額を掛けておくべきでしょう。特に被害者の人生は何者にも代え難いので、対人賠償保険だけは出し惜しむことのないようにして下さい。

このように自動車保険はしっかりと必要なものを中心に掛けていけば、比較的安い保険料で高い安心を手に入れられます。従って、任意の自動車保険はお金が掛かるからというだけの理由で、自賠責保険のみ加入する、ということが無いようにしましょう。

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